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Over there

by suzuki mikiko trio

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1.
月が海に落ちた この世はもうめちゃくちゃだ 地面は冷たくひかり ひとびとは踊り狂う 月が海に落ちた この世はもうめちゃくちゃだ 夜の空はまっくろで ほうき星流れる 終わりも始まりも うつくしさも醜さも ゆめもげんじつもよろこびもかなしみも ブラックホールにすいこまれて 爆発の日を待ちながら 眠りはじめたの今
2.
ああ声なき歌のVibeにつつまれ 私は知った今その時が来たのを 夜はふくらむ夢のかけら背負って 闇のやすらぎを星に帰して みえなくなるまでちぎれるほど大きく 君は手を振っていたね涙が出そうじゃないか 終わる事は始まりだと誰かが言っていたけど 終わりの時をいつまでもながめていたい 夜はふくらむ夢のかけら散らして ひとびとの魂に小さな灯りともす 見つめるほどに誰かを好きになってしまうけど その小さな光がつなぎとめる命のかけらを
3.
冷たい雨に打たれて街を彷徨わなくてもいいよ コンビニで傘買うその500円玉より君の体の方が大事だよ 降り出した雨透明ビニール傘たたくリズムにゆられて 下ろしたばかりの真っ赤なスニーカーは いつのまにかびしょ濡れになってしまった。 雨雨降れ降れもっと降れ 明日はしごとが休みになるといいな 一日中部屋で好きな本読みながら 溶ける街窓から眺めるんだ 雨雨降れ降れもっと降れ 明日はどこにも行きたくないんだな 世界が終わるのをそっと夢見ながら 温かい紅茶入れて飲むんだ いつまでも続く雨の日なんて あと何度めぐってくるのだろう かすむ街は一面の銀色で このまま時よ止まってしまえよ 雨雨降れ降れもっと降れ ひとりぼっちでただ時を撫で回して こんな退屈な雨の日だって終わりの時には 懐かしく映るのだろう
4.
わたしたちはいつでも一緒に歩いているはずだった あなたの行方は時々見えなくなったけど 七色のプリズムで描かれたくたびれたわたしの街 ツナサンド美味しいパン屋さんも ありふれたマンションになった 上を向いたら涙は零れないはずだった 舌を出してみないフリして やり切れぬ日々の愛おしさよ 紡ぎ出す七色の糸でわたしは日々を織り続け 叫び出して駆け出したいような 夜にスパンコール縫い付けて 時にはひとりさびしくても時に誰にも振り向かれなくても あなたの気配をさがしてわたしはここで息を続けた 天国の隙間にもぐりこんで終わらない夢をみよう ダイヤのかけらまきちらして目覚めても輝く夢をみよう 何を探しているのかはもう忘れてしまったけれど わたしの日々はまだまだ続くのやぶれかぶれの愛を埋めながら
5.
途絶えたときふたたびめぐりはじめて ちぢんだゆびさきにふれ一本づつ伸ばして行った ポケットに散らばるコイン拾い集めて 自販機で水を買ってゆりの花一輪買った 朽ち果てた部屋に絡みつく蜘蛛の糸は 竹箒で払ってしまえ 忘れてしまうことがこんなに 素敵だなんて知らなかったんだな 影は藍色木漏れ日は菫色わたしの視界は緑 見飽きたスクリーンを今破り捨てて 私から告げたさよならの 向こうへ思い切り駆け出した 覚えていたいことを覚えているように 忘れてしまいたい事は忘れてしまうように 誰からももっと大切にされるように 記憶のカケラがキラキラ 光ってぼんやりした空の彼方に 向かって散って行った
6.
夢をみているみたいだ わたしが夜を彷徨うのは 光を見つけるためなのか 星が奏でる空のシンフォニー 夜が私を誘うのは 世捨てのボードゲームの相手か カレンダーを捨てて今と出会った 夜咲く花の香りに溶け ゆっくり崩れる視界の果ての 世界すら眠らせるように わたしの姿を消してしまうように 短い夜がため息ひとつついて 小さな嘘飲み尽くしていく ざわめく闇に包まれ 抱きしめた鏡手放して 夜咲く花の香りに溶け ゆっくり崩れる視界の果ての まぼろしすら眠らせるように わたしの姿を消してしまうように 夢をみているみたいだ 夢をみているみたいだ
7.
うまれたような空 はじめてみるひかり 垂らされた時の糸 昇りつづけた 僕の星はみずいろ いのちいずる色 プリズム透かして そらへと散った 存在の隙間を 貫く静寂を ひかりのスピードで 燃やしつづけた ぼくはいる ぼくはうたう ぼくは醒める ぼくは仰ぐ 目醒める目醒める 音なき音 橋を壊して進む もう戻れない夜 終わること知らず 夢ひらきつづけた ぼくのいる世界に なにも見えぬと知っていても 不確定をみちづれに 今を描いた あけない夢をごらんよ 目の前連なり続ける 終わりなき頁の果て いつかぼくは目醒め跳ぶのだろう この世界のはじまりのときに ひそやかに立ち尽くすのだろう ララララ
8.
めがさめたら こうもりになっていた ベッドの中で こうもりになっていた 朝が来るまでまた眠った 朝が来るまでまた眠った めがさめたら みみずくになっていた ベッドの中で みみずくになっていた 朝が来るまでまた眠った 朝が来るまでまた眠った めがさめたら蛍になっていた ベッドの中で蛍になっていた 夜が来たので飛んで行った おしり光らせ飛んで行った めがさめたら雀になっていた ベッドの中で雀になっていた 朝のごはんを探しに行こう ちゅんちゅん鳴いて探しに行こ

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released December 4, 2020

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Mikiko Suzuki Yokohama, Japan

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